新しい販売形式として冷凍自販機の導入を検討する人が増えています。
冷凍自販機の販売に興味がある人にとって、気になるのが設置や販売にかかる費用です。
特に、ランニングコストは冷凍自販機の設置を検討する上で無視できないポイントです。
この記事では冷凍自販機にかかるランニングコストについて、項目ごとの金額の目安を詳しく紹介します。
冷凍自販機にかかるランニングコストとは
ランニングコストは、事業を続けるために継続して支払う費用を指します。
反対に、初期費用とも呼ばれるイニシャルコストは、導入時の1回だけかかるコストです。
一般的な事業にかかるランニングコストの例として、家賃や光熱費、人件費が挙げられます。
冷凍自販機は無人販売のため人件費がかかりません。
代わりに、電気代や本体の入手にかかる費用、商品の仕入れ費用がランニングコストとして冷凍自販機を維持するために定期的に必要になる費用です。
入手方法によってかかるランニングコストが変わる
冷凍自販機の販売では、本体入手のための費用がかかります。
本体の入手方法によってランニングコストに含まれる項目が異なります。
冷凍自販機を購入した場合、本体代はイニシャルコストに含まれるためランニングコストに該当しません。
ランニングコストとしてかかるのは電気代のみです。
一方、リースやレンタルであれば、月々のリース・レンタル代をランニングコストとして計上します。
さらに、本体のリース・レンタル費用や電気代以外には、追加オプションの支払いが発生することもあります。
具体的には、キャッシュレス決済用の端末代やクラウドサービスの利用料が追加オプションが挙げられます。
冷凍自販機のランニングコスト項目
冷凍自販機のランニングコストとしてかかる項目には電気代、リース・レンタル代、追加オプション費用があります。
ここでは、各項目について毎月かかる金額の目安を紹介します。
電気代|約5,000~9,000円/月
冷凍自販機のランニングコストとして必ずかかるのが電気代です。
一般的な飲料用の自販機では約1,500〜2,000円/月ですが、冷凍自販機は商品を凍った状態で保管しておくため、より多くの電気代がかかります。
冷凍自販機の機種や設置場所、季節によって異なりますが毎月約5,000〜9,000円が目安です。
実際に、冷凍自販機の大手2社であるサンデンリテールシステムのど冷もんと、富士電機のFROZEN STATIONを比べてみましょう。
ど冷えもんの場合は毎月7,000〜9,000円程度です。
毎月5,000円程度の電気代で稼働できるFROZEN STATIONのほうが、より電気代を節約できます。
電気代は季節によって変動する
冷凍自販機にかかる電気代は季節によって変動します。
冷凍自販機は主に商品を保管している庫内の温度を一定に保つために電力を消費します。
夏は気温が高いため、庫内の温度が上がりやすいことが電力消費が大きくなる理由です。
特に、冷凍自販機を屋外に設置している場合は、外気温の影響で庫内の温度変化が激しくなります。
リース代|約3万円/月
冷凍自販機をリースする場合、毎月支払うリース代がランニングコストに含まれます。
冷凍自販機のリースは5〜6年契約が一般的です。
リース代は業者や契約内容によって変化しますが、毎月最低約27,000円から契約できます。
レンタル代|約5万円/月
ど冷もんやFROZEN STATIONといった冷凍自販機をレンタルする場合はレンタル代もランニングコストの一部となります。
レンタル代の目安は毎月5万円程度です。
5〜6年契約が一般的なリースと異なり、レンタルであれば数カ月程度からの短期間でも借りられます。
リースする場合と比べると毎月の費用は割高ですが、冷凍自販機を試験的に短期間だけ置きたい人やイベントで利用したい人におすすめです。
追加オプション代|内容により変動
冷凍自販機で電子マネー決済を可能にしたり、販売状況をスマホやパソコンからチェックできるようにしたりするには、追加オプションの申込が必要です。
スマホでの支払いを可能にする電子マネー決済サービス利用料は、対応している電子マネーの種類によって異なります。
ど冷もんの場合、月額2,000円で電子マネーのみ、月額1,000円でQRコード決済のみ、月額2,300円で両方使用できます。
ど冷もんで利用可能なRSクラウドは、ネットワークを通じてリアルタイムに販売状況や在庫の確認ができるサービスです。
RSクラウドの利用料金は契約内容によって異なり、毎月約3,000円が目安です。
冷凍自販機にかかるコストで損しないために
ランニングコストの削減は、利益を最大化するために外せないポイントです。
ここでは冷凍自販機にかかるコストで損しないために押さえておきたい点を2つ紹介します。
電力会社の見直しをする
電力会社を見直しすると、冷凍自販機の電気代を抑えられる可能性があります。
2016年の電力自由化以降、エリアを問わずさまざまな電力会社が参入していますので、設置場所で利用できる電力会社を確認し、よりお得なプランがないか見てみましょう。
複数企業で相見積もりする
冷凍自販機の購入やリース・レンタルは見積もりをしましょう。
自動販売機を取り扱う業者は一つではありません。
購入やリース・レンタルにかかる費用は業者によって異なります。
相見積もりを取ることでより有利な業者を選べば、コストを抑えられます。
冷凍自販機の販売が初めての場合は、相見積もりによって相場をつかむことも可能です。
さらに、一つの業者の見積もりだけでは、提示された価格が高いのか安いのか判断できないこともあります。
複数の業者の料金を比較することで、金銭面での不安を解消できるでしょう。
冷凍自販機で販売を始めるなら味チョクへ!
冷凍自販機の販売にはランニングコストとして電気代やリース・レンタル代、追加オプション代がかかります。
冷凍自販機の販売にかかるランニングコストはどれも数千円〜数万円程度ですが、コストをさらに抑えるには、複数企業で相見積もりすることが大切です。
味チョクはど冷もん向けの商品を卸売しており、冷凍自販機設置のアドバイスも可能です。
冷凍自販機で販売を始める際は、ぜひ味チョクをご利用ください。
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