【ど冷えもん】冷凍技術がポイント!人気の冷凍自販機を作るまで【冷凍食品】

近年は冷凍技術の進歩がめざましく、さまざまな冷凍食品を目にします。

お弁当のおかずから晩御飯の一品やおつまみ等、多くの人のニーズを満たす冷凍食品があり、私たちの生活をより豊かにしてくれます。

当記事では冷凍技術の進歩と冷凍自販機のかかわりを解説します。

後半では最新技術を使って冷凍自販機ビジネスを行う方法を解説するため、自販機の設置に見通しがつくでしょう。

【結論】冷凍技術の発達に伴い冷凍自販機は進化している

冷凍技術の発達と非接触販売の需要が高まったことから、冷凍自販機ビジネスは拡大・進化しています。

実際に、株式会社日本能率協会総合研究所 マーケティング・データ・バンクによると、冷凍自販機ビジネスの市場規模はこれからも拡大する見込みにあり、新たな販売チャネルとして注目されている旨の記載があります。

さらに、同社の調査によると2021年における冷凍自販機設置台数は3,200台だったところ、2027年には7,800台に達する具体的な予想が出ています。

上記のデータから、今後も冷凍自販機の進化や設置台数の上昇が見込まれると言えます。

おいしい!を守る冷凍技術は劇的な進歩を遂げている

冷凍自販機ビジネスがますます盛り上がる要因の一つに、冷凍技術の進歩が挙げられます。

冷凍食品がまずいという印象からおいしいに変化する流れを確認しましょう。

かつては冷凍は「まずい」だった

一昔前の冷凍食品は「まずいけど便利」という印象がありました。

冷凍食品の歴史は古く、はじまりは1920年ですがクオリティや安全面が注目されて質が高まるまでは50年以上の期間を要しました。

さらに、おいしいと言われお弁当や晩御飯の一品として普及したのはここ30年ほどです。

かつての冷凍食品は冷凍技術が未熟だったため、味が劣化したり水分が抜けたりして品質低下の原因を作り出していました。

そのため、昔の冷凍食品はまずいと言われていました。

近年は冷凍技術の進化で「おいしい」に

冷凍食品市場の拡大により、各メーカーがクオリティの向上や独自性を打ち出してさまざまな商品を開発するようになりました。

市場の拡大の裏には冷凍技術の劇的な進歩もあり、メーカーや技術者がしのぎを削り顧客においしい冷凍食品を届ける努力を続けています。

実際に、冷凍チャーハンはお店の味と遜色ないクオリティだったり、飲食店の経営者が店舗前に自社商品を冷凍自販機で販売したりするケースが増えています。

さらに、近年は冷凍だけでなく解凍にも力を入れているため、自宅で解凍して百貨店のおせちやフレンチを楽しめるようになっています。

便利でまずい冷凍食品は数十年の年月を経て、おいしくて特別感のあるものに進化を遂げました。

生で食べるものも冷凍できるように

かつては麺や揚げ物の冷凍食品がメインでしたが、今では刺身や寿司のような生食の冷凍販売も可能になりました。

冷凍自販機で刺身が販売された当初はメディアに取り上げられ話題になったことも。

冷凍技術の進歩により、ビジネスチャンスの拡大も期待できます。

冷凍技術の種類は4種類

本項では冷凍技術の種類を解説します。

自宅冷凍庫から店舗で活用できる方式まで網羅できます。

エアーブラスト方式

食品に冷風をあてて冷凍する方法で、家庭用冷凍庫にも活用される汎用的な技術を指します。送風温度は-30°C〜-70℃程度と幅があり、冷凍する食品によって使い分けたり機材によって異なったりします。

ブライン方式

低温下で凍らない溶液を冷却して食品を冷凍する手法です。パウチに入れた食材を溶液に入れるため、鮮魚の冷凍に活用されます。

コンタクト方式

冷却した金属板で食品を上下から挟み込み冷凍させる方式です。

挟み込む際に加圧するため魚の切り身や精肉等、密着性がよく形状が崩れにくい食品に最適です。

液化ガス方式

−79℃の液化炭酸ガスや−196℃の液体窒素を食品に吹き付けて凍結する方式です。

温度が極めて低いため食品を一気に凍結させて品質低下を防ぎます。

コストがかかる方式のため、高級食材にされる機会が多くなっています。

冷凍自動販売機の設置に必要なこと

細心の冷凍技術を使って、冷凍自販機で商品販売する動きが広がっています。

本項では冷凍自販機の設置・販売に必要な手続きやポイントを解説します。

冷凍食品製造業および複合型冷凍食品製造業の手続き

冷凍自販機の設置には下記の許可や申請が必要です。

  • 飲食店営業許可(保健所)
  • 冷凍食品製造業(保健所)
  • 複合型冷凍食品製造業(保健所)
  • 食品衛生責任者の資格(衛生協会または厚労省)

飲食店を経営している場合、飲食店営業許可や食品衛生責任者の資格を持っていますが、新たに冷凍食品製造業と複合型冷凍食品製造業の手続きが必要です。

どの手続きも販売開始前に済ませなければいけないため、検討開始と同時に申請を進めましょう。

冷凍食品の開発

各種手続きと並行して、商品の開発や業者委託を決めます。

店舗で扱っている商品を販売する場合は冷凍機材の購入や外部への委託が必要です。

一方、販売商品が決まっていない場合は、卸業者に依頼したり冷凍コンサルに委託したりして商品を決定します。

業者に依頼する際は、どこまで頼むのか決めておくと予算オーバーや齟齬が生じにくいでしょう。

販路の確保

販売商品の選定と同時に販路の確保を行います。

店舗の敷地に冷凍自販機を設置する以外には、駅構内や住宅街の入り口などさまざまな候補地が挙げられます。

自社が売りたい商品のターゲットに合わせて設置場所を決定しましょう。

冷凍機材の購入や業者の手配

販売商品を自社で製造・冷凍する場合は冷凍機材を購入しますが、商品を仕入れる場合は業者の手配を併せて行います。

さらに、梱包材や保冷剤等、細々とした作業や段取りが必要なため、ゆとりを持って作業を進めましょう。

冷凍技術を活かした美味しい冷凍食品は味チョクへ!

冷凍技術は日進月歩で私たちの想像を遥かに超えるクオリティに成長し続けています。

高品質な冷凍食品を自販機で扱うと販売チャネルを拡大し、より多くの人に商品を届けられます。

味チョクでは最新の冷凍技術で作った商品を豊富に取り揃えているため、冷凍自販機の設置検討の際はぜひ一度ご相談ください。

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